八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会総会

八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会が1日、衆議院議員会館の会議室で総会を開きました。総会の議長を私がやりました。

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 八ッ場ダム事業の検証作業が大詰めを迎え、今秋に結果が出されようとしていますが、とんでもないことになっています。

 「予断なき検証」などと大臣は言ったのですが、ダム事業を推進してきた関東地方整備局がすすめる検証のために、ダム事業継続のためのアリバイづくりの作業となっているのです。
 そこで会として9月1日に改めて総会を開き、正しく検証がおこなわれるよう新大臣に要請することを決めました。

 現在進行中の「検証」作業は、科学性、客観性に著しく欠けています。近年、流域住民に大きく広がった八ッ場ダム見直しを求める声は、利水面で言えば、「水は余っているのにこれ以上の水源確保対策が必要なのか」というものです。

 この声に応えるには、各利水予定者の過大な水需要予測と保有水源の過小評価を是正する検証を行うべきで、これなしには全く意味がありません。今回の「検証」は各利水予定者の過大な参画予定水量をそのまま認め、富士川から導水するなどの荒唐無稽な代替案と比較するという、まさに「茶番劇」というべきものです。

 治水面でも、八ッ場ダムの治水効果についての科学的な検証をせず、その効果を従前の数字より格段に大きくし、八ッ場ダムに替わる治水対策費用をふくらませています。また、森林の生長による保水力の向上を無視し、実績流量とかけ離れた目標流量を設定しています。

 また、8月7日の集中豪雨で打越代替地の土砂流出が起きましたが、危険性が指摘されている超高盛土の代替地の安全性やダム湖周辺の地滑りについては、既存情報の範囲でしか検証せず、現地調査を踏まえた本格的な検証をしていません。

 このような欠陥だらけの「検証」によって八ッ場ダム建設にゴーサインが出されるなどということは許されません。

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