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2012年11月 1日 (木)

秋の県議会(9/18~10/19)の報告⑤ 地学教育の充実

 地質や気象、環境などについて学ぶ「地学」は、地震や津波、大雨、洪水、竜巻、地滑りなど、近年多発する災害について理解し、警戒する上で大切な基礎知識であり“防災の基礎科学”ともいえます。

 

 ところが現在、県立高校68校のうち地学の授業があるのはたった6校だけ。私は決算総括質問でこの問題をとりあげ、すべての県立高校で地学が学べるよう専門教員を計画的に増やすことを求めました。

 

 受験科目として地学の選択が減少するなか、地学を履修からはずす学校が続出し、教員採用も1985年以降26年間でたったの2人という状況で、県内の地学専門教員は現在6人しかいません。おとなりの埼玉県が139校の県立高校にたいして81人の地学専門教員を置き(2011年度)、100校で地学の授業をおこなっているのと比較しても極端な少なさです。

 

 このため県内の高校には天体観測のドームやプラネタリウム、天体望遠鏡を置いている学校がたくさんありますが、保守・管理ができず6割が使えない状況です。

 

、「地学は身近な自然に関する科学であり、児童・生徒の理科への興味・関心の入り口にもなる」と地学教育の充実を求めました。

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