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2009年10月30日 (金)

八ッ場ダム問題で――①

前原新国交相の「中止」発言以来、国政の大争点になった八ッ場ダム。

私は、1985年に赤旗記者になりましたが、なった直後に書いた記事が八ッ場ダム水没住民が県の生活再建案を受け入れたニュースとルポでした。苦渋の選択でダムを受け入れざるを得なかった住民の声を書いた覚えがあります。

その後、共産党も中止の主張はかかげず、生活再建を重点に支援してきましたが、90年代後半になり、脱ダムの流がはじまるなかで、八ッ場ダムについても再検討をしました。当時私は共産党県議団の事務局長としてかかわり、1999年に県議会で宇津野洋一県議が、「ダム本体工事中止」を質問。市民団体のみなさんとダムの必要性がなくなっている問題、ダムで災害の可能性がたかい問題などを究明してきました。

私は県議になってからは、本会議で、委員会でダム本体の中止とダムと切り離した生活再建を質問しましたが、当時は共産党の2名のみの主張でした。それが、今回、総選挙公約に民主党がとりいれ、政権交代でダム中止に踏み出したことは大きな変化だと思います。

「マニフェストに書いてあるから中止」というやりかたはまずいもので、新政権は説明責任をはたすべきだと思いますが、そのへんの解明はおって少しずつ書きたいと思います。

さて、そんな事情もあって、いま、私の所には、「八ッ場ダムの学習会の講師をしてほしい」「見地を見学したいので案内してほしい」という問い合わせが相次いでいます。

29日は、法政大学地理学教室の伊藤達也教授と学生の一行28人を案内しました。学生の間でも関心は高いらしく、遊歩道、ダムサイト、生活再建地など熱心に見学しました。

Pa290054

見晴台の上で生徒に語る伊藤教授。

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