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2011年5月 1日 (日)

東電に金を払って水力発電をやめさせる話

「八ッ場ダムには反対だったけど、あの原発事故で水力発電用につくるのはしかたないんじゃないの」

最近よく聞かれます。これとっても大きな誤解なのです。

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図のように、吾妻川は昔からたくさんの水力発電所があります。このため八ッ場ダム付近の吾妻川は、川の本流ではなく送水管を流れている水量の方が多いくらいで、八ッ場ダムをつくると、発電用の水を分けてもらわないと水が貯まらないのです。

1955年~1984年の流量実績をもとに、八ッ場ダムを造った場合に制限させる東電の発電量を計算すると年平均22.400万㌔ワット/時となり、政府が東電に払う「減電補償額」は数百億円にもなります。

八ッ場ダムを造ることは、東電にお金を払って水力発電を制限させること、原発事故のもとで求められているエネルギー対策とは正反対なのです。

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