5月議会2
今議会の八ッ場問題は、本会議での「茶番」質問からはじまりました。
以前も書きましたが、八ッ場ダムは吾妻川で行われている東電の水力発電を莫大な補償金を払って制限することになるダムです。
ところが自民党の岸議員の質問に対して企業管理者は、八ッ場ダムで水力発電が増えるかのような答弁。その10倍にもなる今の水力発電を制限することには一言も触れませんでした。これがテレビ放映されているのですから、見た県民は、水力発電のために八ッ場ダムが必要だと誤解してしまいます。
私は、後日の八ッ場ダム対策特別委員会で反論しました。11人の委員中、八ッ場ダム中止を主張しているのは私と角倉委員の2人です。私の発言もヤジが相次ぎました。
おやっと思って見ると、委員長までやじっています。私は思わず「委員長がヤジっていいのか」と怒鳴りました。委員長は「つぶやいただけ」など弁解していましたが、その後は静かになりました。あきれたものです。
そして意見書です。委員会審議が終了する直前に案分が配られました。内容の事実関係を確認する間も、会派に持ち帰って協議する間もありません。抜き打ちです。八ッ場ダムに批判的な議員を蚊帳の外に置くような運営に抗議しました。
「検証作業の早期完了」といいますが、今進められている検証は検証の名に値しません。たとえば利水―――流域から盛り上がった世論は、各都県の水需要計画が「水余り」の現状にあわない、ということなのに、その検証はせず、国のフルプラン(水利用計画)と整合しているかどうかだけ「検証」してすませてしまっているのですから。
利水でも治水でも、科学性のある公平な検証をすすめるべきだと反対しました。
コメント