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2012年4月 3日 (火)

3月県議会その2 「放射能副読本」

 国や県が拠り所としている国際放射線防護委員会(ICRP)の基準は、「原発と共存するにはこの程度の被ばくはガマンしろ」というような考え方です。放射性物質を体内に取り込む内部被ばくなどはほとんど考慮されていません。ですから信じられないようなことが起こります。

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 その一つが文科省が原子力業界団体に委託してつくらせ、4月から全ての小・中・高校生に配布する「放射線副読本(写真)」。100ミリシーベルト以下の被ばくに「がんが増える明確な根拠はない」と書き「放射線は身近にあるもの」と繰り返す異質な内容です。
 日本共産党は「原発事故の記述もほとんどなく、放射能は怖くないという誤った認識を子どもに植え付けることになる」と配布中止を求めました。

 県主催の「健康への影響に関する有識者会議」もその一つ。放射能の専門家といいますが肝心の放射線防護学の専門家はおらず、非公開のたった一回の会議で群馬の放射能汚染は「全く問題ない」と安全宣言を出しました。
 これを厳しく追及すると他会派の議員も同調、会議の公開を約束させました。

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