遅ればせながら6月議会報告 ② 企業誘致問題
群馬県はいま、企業誘致に力を入れています。立地する企業に不動産取得税額相当の補助金を交付したり、特別枠の融資をしたり、知事先頭にトップセールスにも取り組みます。
さらに今議会では自民党委員から「(大幅な補助増額など)思い切ったやり方を」との質問もありました。
しかし、この間の企業誘致が雇用拡大にどれだけ結びついているのか、具体的なデータはありません。この点を追及しました。
私は、企業誘致を否定ありません。しかし、莫大な補助金まで出して誘致すのがはたしていいことなのか。たとえば、液晶パネルで有名なシャープの亀山工場は三重県と亀山市が併せて135億円もの補助金を出して誘致したのに、たった6年で台湾の企業に身売りとなったています。
補助金につられて来るような企業は儲からなければすぐ出て行くことになるのです。
群馬県がこの間誘致した企業がどれだけ雇用を増やしたのか具体的な調査や資料のないことも問題だと指摘しました。
雇用がどれだけ増えたのかはっきりつかまなければ、産業政策として正しいかどうかもわからないし、改善点もみえなくなるからです。
産業経済部長は、誘致企業への聞き取り調査などをすすめると明言しました。
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