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2010年2月26日 (金)

県議会傍聴記

来年度予算を決める群馬県議会2月定例会が開会中です。昨日(25日)は会派代表らによる一般質問があり、共産党の県議予定候補3人で傍聴してきました。(写真)

Photo Jpg

県議会の一般質問はテレビ中継されるので、かつては私も気合いを入れて質問したものですが、議席を失って傍聴席から見ていると、あらためて悔しさがこみ上げます。必ず返り咲かねばと思います。

予算議会だけあって、財源問題や雇用、産業、福祉、医療、八ッ場ダムなど、質問は多岐にわたっており、群馬県が直面している問題を知ることができます。しかし、その質問の内容と答弁には正直、失望しました。

たとえば雇用問題。有効求人倍率の低下の状況や高校新卒者の雇用対策などの質問がつづきましたが、雇用悪化の本質に迫る質問がありません。いま大企業は、業績の悪化、赤字を理由に労働者の解雇やリストラをすすめ、採用を手控える一方で株主には高額の配当をおこなっているところが少なくありません。こんなモラルハザードを許していたら雇用を守ることはできない。すくなくとも県として、誘致企業くらいには雇用にたいする社会的な責任を果たすように求める質問があって当然と思うのですが、どこからもありませんでした。

官民格差を引き合いに県職員の給与引き下げを誘導したり、財源確保に「発想の転換」をいうけれど具体的な提案は何一つない質問など、ヤジのひとつも出したくなりましたが自重しました。

いずれにしても議席を取り戻さないとだめですね。

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