« 県議会傍聴記 | メイン | ストライキ »

2010年3月 3日 (水)

傍若無人 米軍機の低空飛行

 米軍機による低空飛行の爆音が連日のように前橋・高崎の空を震わせています。昼夜の区別なく繰り返される低空飛行は今年に入ってひどさを増し、3月1日は午後0時すぎから同3時頃まで2機が爆音を響かせ旋回や急降下を繰り返しました。飛行したのは、神奈川県・厚木基地所属のFA18戦闘攻撃機(原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機)とみられます。

100301
 耳を引き裂くような轟音に県庁や市役所には住民からの苦情の電話が殺到しました。日本共産党群馬県委員会として2月16日に防衛省に対して米軍機の飛行中止を求める申し入れをし、また群馬県としても2月22日に外務省、防衛省に要請をおこなっているにもかかわらず、いっこうに止む気配がありません。

 日本の航空法では、航空機の最低飛行安全高度を居住地域では300㍍と定めていますが、米軍機はこの適用を除外され、空域についても高度についても何の制限もありません。訓練ルートさえ明らかにされず、日本全土を米軍機は自由勝手に訓練場としています。
 ところがアメリカでは、あらかじめ公表されている「軍事訓練ルート・空域」でしか訓練はできません。その「ルート・空域」も野生動物への影響まで事前に調査して規制がおこなわれているのです。日本では何の規制もない。日本国民はアメリカの「野生動物」よりも考慮されないというのが現実です。
 このような無法を許しつづけては、私たちの平穏で安全なくらしが守れません。米軍機の飛行中止へ大きな世論をつくりましょう。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.kazelog.jp/t/trackback/233047/23489171

傍若無人 米軍機の低空飛行を参照しているブログ:

コメント

ご無沙汰しています。
証拠写真の原画を送ってみてくださいませんか?

コメントを投稿

Powered by Six Apart