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2011年2月19日 (土)

群馬の空は植民地状態

米軍機による低空飛行訓練が、今年も群馬の空に爆音を響かせ、市民を不安に陥れています。特に14日、15日、17日、18日と衝撃波が轟くような激しい旋回訓練が高崎・前橋の上空で繰り返されました。

市民からの抗議が県庁や市役所に殺到。とくに15日は高校入試にあたっていたため、県として飛行中止を申し入れていたにもかかわらずおこなわれました。

日本共産党群馬県委員会は事態を重視して18日、塩川鉄也衆院議員を通じて外務省と防衛省にたいして緊急の要請をおこないました。私も参加しました。

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飛行訓練をしているのは横須賀を母港にしている米軍空母ジョージワシントンの艦載機。毎年この時期がジョージワシントンのメンテナンス期になっており、横須賀に寄港している間、艦載機が厚木基地から群馬の上空にやってくるのです。

このような低空飛行訓練はアメリカ本国でも許されていません。まして70万人もの人々が暮らす真上で戦闘さながらの旋回訓練などまるで植民地のようです。ところが政府は、日米安保条約を理由にこのような訓練を容認し、住民からの苦情は米軍に「配慮をお願いする」だけです。今回の事態は、米軍が日本国民に配慮するつもりもないことを事実として証明した形です。

説明に出てきた外務省と防衛省の担当者も「その都度米軍司令部に配慮するように伝えている」と困り顔でした。

私は、「このような危険な訓練は安保条約のあるなしとは関係ない」「配慮を申し入れたのに配慮されていないならば、なぜ配慮しないのかを米軍に問いただすことくらいはやるべき。でなければ事態は変わらない」と求めてきました。

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