大ホールが満席になりました--八ッ場シンポジウム
八ッ場ダムの必要性をについての検証作業がとんでもないことになっています。
近年の八ッ場ダム見直しの議論は、水が余っているのにこれ以上水源対策が必要なのか、というものですが、各都県の水受給状況、保有水源の状況にたいする客観的な検証はいっさいなし。
治水についても森林の保水力を考慮にいれなかったり、八ッ場ダムの洪水削減能力を突然に倍にしたり、とにかく先に結論ありの「茶番」。
こんなことでダム本体工事再開などになったらたまらない、と八ッ場あしたの会、八ッ場ダムを考える1都5県議員の会、八ッ場ダム問題市民連絡会が共催して24日、新前橋にある県総合福祉センター大ホールでシンポジウムを開きました。
パネリストには、元京大防災研究所で前中津川市長の中川鮮氏や元東京都土木技術研究所の中山俊雄氏ら一流の専門家がそれぞれの立場から治水、利水、地滑りなど災害の危険性を指摘、京大名誉教授の今本博健氏(河川工学)も発言し、八ッ場ダムの問題点を浮き彫りにしました。