渋川県産材センター
群馬県森林組合連合会が設立し、5月から本格稼働している渋川県産材センターを視察してきました。
山が荒れているとよく言われます。間伐が進まない理由の一つが、木材価格の低迷で売りに出せる木材の割合が少なく、相当の部分を山にそのまま放置しなくてはならない状況だから。県産材センターは、これを解決しようと設立しました。
材木には、そのまま加工して使えるA材、集積材にするB材、チップなどにしかならないC材の3段階に区別されます。通常は、A材しか売れず、それも相場に左右されるのですが、県産材センターは、杉ヒノキなら3メートルにカットして持ち込めばすべて定額で買い取ります。
このため森林所有者はあらかじめ経費や利益を見込めるため、間伐を計画的に実行できることになります。
スタートから1ヶ月ですが、予想以上に順調な入荷だといいます。とくにC材の搬入が全体の65%と多く、間伐の促進にとって、それがネックになっていたことが伺われます。
A材、B材、C材を自動的に見分けて仕分ける装置や、カッティング工場、チップの工場などを視察しました。
群馬の林業活性化の下支えとして、大いに希望を感じました、。