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2011年6月15日 (水)

渋川県産材センター

群馬県森林組合連合会が設立し、5月から本格稼働している渋川県産材センターを視察してきました。

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山が荒れているとよく言われます。間伐が進まない理由の一つが、木材価格の低迷で売りに出せる木材の割合が少なく、相当の部分を山にそのまま放置しなくてはならない状況だから。県産材センターは、これを解決しようと設立しました。

材木には、そのまま加工して使えるA材、集積材にするB材、チップなどにしかならないC材の3段階に区別されます。通常は、A材しか売れず、それも相場に左右されるのですが、県産材センターは、杉ヒノキなら3メートルにカットして持ち込めばすべて定額で買い取ります。

このため森林所有者はあらかじめ経費や利益を見込めるため、間伐を計画的に実行できることになります。

スタートから1ヶ月ですが、予想以上に順調な入荷だといいます。とくにC材の搬入が全体の65%と多く、間伐の促進にとって、それがネックになっていたことが伺われます。

A材、B材、C材を自動的に見分けて仕分ける装置や、カッティング工場、チップの工場などを視察しました。

群馬の林業活性化の下支えとして、大いに希望を感じました、。

5月議会2

今議会の八ッ場問題は、本会議での「茶番」質問からはじまりました。

以前も書きましたが、八ッ場ダムは吾妻川で行われている東電の水力発電を莫大な補償金を払って制限することになるダムです。

ところが自民党の岸議員の質問に対して企業管理者は、八ッ場ダムで水力発電が増えるかのような答弁。その10倍にもなる今の水力発電を制限することには一言も触れませんでした。これがテレビ放映されているのですから、見た県民は、水力発電のために八ッ場ダムが必要だと誤解してしまいます。

私は、後日の八ッ場ダム対策特別委員会で反論しました。11人の委員中、八ッ場ダム中止を主張しているのは私と角倉委員の2人です。私の発言もヤジが相次ぎました。

おやっと思って見ると、委員長までやじっています。私は思わず「委員長がヤジっていいのか」と怒鳴りました。委員長は「つぶやいただけ」など弁解していましたが、その後は静かになりました。あきれたものです。

そして意見書です。委員会審議が終了する直前に案分が配られました。内容の事実関係を確認する間も、会派に持ち帰って協議する間もありません。抜き打ちです。八ッ場ダムに批判的な議員を蚊帳の外に置くような運営に抗議しました。

「検証作業の早期完了」といいますが、今進められている検証は検証の名に値しません。たとえば利水―――流域から盛り上がった世論は、各都県の水需要計画が「水余り」の現状にあわない、ということなのに、その検証はせず、国のフルプラン(水利用計画)と整合しているかどうかだけ「検証」してすませてしまっているのですから。

利水でも治水でも、科学性のある公平な検証をすすめるべきだと反対しました。

2011年6月13日 (月)

5月議会の報告1

久々の更新になります。
4年ぶりの議会で、あわてふためくことが多々あって、ブログに気が回りませんでした。

それにしても「5月議会」とはおそすぎないか・・・・・
群馬県議会の約束事で、開会日の月をその議会名にすることになっています。
今回は会期が5月17日~6月10日まででしたから「5月議会」です。

今回は私は本会議質問はなし。環境農林常任委員会と八ッ場ダム対策特別委員会での質疑が中心でした。
その内容は追々書きます。
それでも最終日の本会議に討論をやりました。

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「八ッ場ダム検証作業の早期完了を求める意見書」に対する反対討論でした。
手続きも中身もとんでもない意見書。その顛末は次に書きます。


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