高崎で“ミニ派遣村”
11月24日の午前中、高崎市末広町にあるハローワーク近くの空き店舗を利用して「なんでも相談会」が開かれました。はるな生協、自由法曹団群馬支部、高崎地区労働組合会議でつくる実行委員会によるとりくみです。
相談会は、再び深刻になってきている雇用の状況を反映して30代~70代の28人が訪れました。
私が相談を担当したのは、8月に手にしていた1万5千円でしばらく食いつなぎ、金が尽きた後は残飯をあさったという男性(77)。たまたま見た新聞で相談会を知り、前橋から歩いてきたといいます。職がみつかるあてもなく、緊急の保護が必要と考えて市役所へ。生活保護を申請して受理されました。
10月末に解雇され住まいも失って車中生活をしているという夫婦も。「首をくくろうかと考えていたときに相談会を知り、せめておにぎりをもらえれば」と参加したそうです。
雇用は深刻です。自動車業界は回復の兆しといい、トヨタなどは期間工を募集しているというけれど、また労働者を使い捨てにするつもりでしょうか。ここを正さなければ雇用はよくならないと思います。
それにしてもこうした相談活動は、行政がしっかりととりくむべきです。