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2009年11月26日 (木)

高崎で“ミニ派遣村”

 11月24日の午前中、高崎市末広町にあるハローワーク近くの空き店舗を利用して「なんでも相談会」が開かれました。はるな生協、自由法曹団群馬支部、高崎地区労働組合会議でつくる実行委員会によるとりくみです。
 相談会は、再び深刻になってきている雇用の状況を反映して30代~70代の28人が訪れました。

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 私が相談を担当したのは、8月に手にしていた1万5千円でしばらく食いつなぎ、金が尽きた後は残飯をあさったという男性(77)。たまたま見た新聞で相談会を知り、前橋から歩いてきたといいます。職がみつかるあてもなく、緊急の保護が必要と考えて市役所へ。生活保護を申請して受理されました。

 10月末に解雇され住まいも失って車中生活をしているという夫婦も。「首をくくろうかと考えていたときに相談会を知り、せめておにぎりをもらえれば」と参加したそうです。

 雇用は深刻です。自動車業界は回復の兆しといい、トヨタなどは期間工を募集しているというけれど、また労働者を使い捨てにするつもりでしょうか。ここを正さなければ雇用はよくならないと思います。

 それにしてもこうした相談活動は、行政がしっかりととりくむべきです。

2009年11月23日 (月)

昨日は伊勢崎で

八ツ場ダムの学習会でした。61人の市民が参加してくれました。

調子に乗って予定の1時間をずいぶんオーバーしてしまいました。

年配の方が多く、かつてのダム反対闘争のことを語ってくれる方もいました。

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それにしてもここのところ八ツ場づくしです。

17日には長野の共産党県議団の現地視察案内。21日は千葉県の共産党参院予定候補の御一行の現地視察を案内。今日は前橋で学習会の講師。28日は江戸川区での学習会に呼ばれています。

いま、国政の焦点の問題だからしかたないですね。

2009年11月16日 (月)

またまた八ッ場

日本共産党高崎市後援会の八ッ場ツアー第2弾

15日は快晴でした。

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草津温泉の酸性水中和事業で沈殿物が貯まる品木ダムを見学して記念写真

2009年11月11日 (水)

八ッ場館での会話

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八ッ場ダム関連のニュースでよく写されるこの工事。何の工事だかわかりますか?

これは付け替え県道の橋梁の工事です。ダム本体の工事だと勘違いしているひともいるようですね。でもダム本体工事はまた一つも手が着いていません。「7割できている」と良く言われるけれど、こうした道路や鉄道の工事がほとんどです。

国交省が八ッ場ダムPRのために地元に設置した八ッ場館からこの工事がよく見えます。11日に訪ねましたが、たくさんの観光客らがたちよっていました。そのなかでこんな会話が。

「中止になるとあれ壊すのかね。もったいねえな」

「あれは道路なんだからつくりゃいんじゃない。ダム本体をつくらなきゃいいんだろ」

「そりゃそうだね」

八ッ場ダムツアー

 「八ッ場の現地を見てみたい」との要望に応えて、日本共産党高崎市後援会のバスツアーが11日に現地を回りました。もちろん私の解説です。雨に煙る紅葉の渓谷もまた格別の趣。さすがに遊歩道の散策はできませんでしたが、鹿飛橋付近で狭隘な渓谷を観察しました。
 尾根を切り沢を埋め立てた生活再建地、付け替え鉄道や国道、橋梁の工事、大規模な地すべり跡やいまもおこなわれている対策のようす、移転した第一小学校、国交省の展示がされている八ッ場館、強酸性の草津温泉を中和する工場、沈殿物でいっぱいになっている品木ダム――八ッ場ダムに関連する各地をつぶさに回りました。
 参加したみなさんから、「テレビを見ていて地元の人も困っているから完成させた方が、と考えていたが真実が本当によくわかった」「これは中止させることが生活再建のためにも大切だ」「子孫に負の遺産を残してはいけないと思う」などの感想が聞かれました。
 せっかく草津まで来たので「大滝の湯」に入浴。栗生楽泉園の重監房跡にも立ち寄りました。
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八ッ場館から見える付け替え県道の橋梁工事

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鹿飛橋から雨の渓谷をのぞく

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